スタッフ紹介
お客様にエビジムのことが好きになってもらえるように。
誰もが心地よいと感じられるパーソナルジムを目指して。
菊池 光義
クリエイティブディレクター。
店舗の設計および内装デザイン、トレーナーのユニフォーム、ロゴ・グッズなどのデザインおよび制作、WebサイトやSNSでの情報発信、ポスターやリーフレット類の印刷物のデザインを担当。デザイン面からエビジムの運営をサポートしています。
―運営メンバーとしてエビジムを支える菊池さん。普段、どんなお仕事をされているのか教えてください。
僕はクリエイティブディレクターとして、デザインやクリエイティブといった面からエビジムの運営に携わっています。普段はWebサイトやSNSでの情報発信、広報活動などを主に担当しており、ほかに新店を出店する際には店舗の設計や内装デザインなどの空間デザイン、また新しいグッズやユニフォームを作る際にはプロダクトデザインを担当しています。
デザインとひとえに言っても幅広いので、簡単に言うとお客様の目に触れるものすべてに関わる大切な仕事だと捉えています。とても小さなことかもしれないのですが、例えば店舗に置いているメッセージカードひとつとってもお客様に喜んでもらえたり、満足してもらえるようにひとつひとつこだわって作っています。
―クリエイターならではの視点でパーソナルジムに関わっている菊池さん。これまではどんなお仕事をされてきたのですか?
僕は美術系の学校を卒業した後にフリーランスとして独立しました。当時は就職氷河期ということもあったのですが、生意気ながら自分がやりたいと思える仕事が中々見つからなくて、思い切ってフリーランスならデザインにどっぷり関われるんじゃないだろうかという想いからそのまま独立しました。案の定散々苦労したのですが、何をしても自分の責任だし、仕事をとってくるところから納品するところまで最初から最後まで仕事に関われたというのは凄く経験になりました。
それから独立して2年目のときにデザインのイベントでたまたまヤングデザイナーアワードという賞を受賞して、ドイツのフランクフルトに招待されて展示を行いました。海外のデザインに直に触れることができて、自分のデザイン観が大きく変わったような気がします。また現地で様々なメーカーや物作り関係の方と知り合うことができて、日本に帰って来てから仕事が一気に広がりました。デザインワークのほか、墨田区役所と一緒に地域ブランディングに取り組んだり、文化学園大学で非常勤講師として授業を担当したりしています。
―独立からアワードの受賞までの流れが凄いですね!デザインのお仕事ではどんなことに気を付けているのでしょうか?
僕は学校ではプロダクトデザインの専攻だったのですが、例えば家具のデザインを手掛けているとブランドのウェブサイトやパンフレットのデザインを一緒に頼まれることもあったり、それを見た知り合いの方から店舗内装のデザインを依頼してもらったりと、段々とデザインするものの幅が広がっていきました。そうしたフリーランスの経験から、グラフィックからウェブサイト・印刷物、そして家具や空間までブランドをディレクションするという目が養われたと思っています。
またフリーランスの仕事では依頼主のその先を見るようにしていました。ブランドやサービスって依頼主だけでなくて、それを使用するお客様がいてのものだと思うんですよね。単に依頼主に喜んでもらおうとデザインするならば、その依頼主の好みについて良く話を聞いて、それに合わせたデザインを提案すれば良いと思います。でもブランドもサービスも、それが売れ続けないと、どこかで続けることが難しくなってしまう。
せっかくデザインに関わっているからには、ブランドもサービスも長く続いてもらいたい。そのためにはお客様に喜んでもらうこと、ずっとファンでいてもらえるようなデザインが何よりも必要なんだなって考えます。エビジムでもそうしたデザイナーとしての経験を活かして、お客様に喜んでもらえるように、エビジムのファンになってもらえるように、様々なデザインに関わっています。
―具体的にデザインを手掛ける上でどのようなことを大切にしていますか?
例えばエビジムの店舗を挙げて説明しますね。エビジムのメインターゲットは女性で、コンセプトは「すべての人に運動する習慣を持ってもらうこと」です。私はこれって簡単なようでいて、実はとっても難しい目標だなと考えています。運動が好きで学生時代に運動部だった、身体をバリバリ動かしていたという方はパーソナルジムに通うというハードルってそんなに高くないと思うんです。
ですが運動が苦手だったり、運動に対して自信がない方も多いと思います。特に社会人になると運動する機会も減ってしまうので、更に新しく運動を始めること、特にパーソナルジムに入会するというハードルって高くなるんじゃないかなと思います。そうした方々にも安心してもらえるような空間にするにはどうしたら良いか。そこがまず根本にあって店舗をデザインしています。
なのでエビジムではいわゆるトレーニングジムのような無機質な空間ではなくて、温かみがあってほっとするような素材にこだわっていて、トレーニングすることに慣れていない方でにとってもカフェのようにふらっと入れそうなイメージの店舗づくりを意識しています。また全ての店舗ではトレーニングラックは向かい合わせにならないようにレイアウトしていて、トレーニング中のお客様の視点に他の方が入らないようにしています。
そうしたお客様が安心して運動が出来る空間を作れるように、自分がここにいてもいいんだって思ってもらえるように、様々な工夫をひとつひとつ積み重ねて店舗を作り上げています。学生時代、他の運動部の部室に入るのって何だか居心地が悪いですよね。ああいう居心地の悪さを感じることがない、すべての人が安心できるような空間づくりを目指して日々デザインに携わっています。
―菊池さんが思う、エビジムの魅力はどんなところですか?また、より良いパーソナルジムを目指すために取り組んでいることは?
僕はエビジムの魅力は、関わるメンバーが素敵なところなのかなと思っています。まず代表の山田が本当に誠実な人柄なんです。最初に知り合いから紹介されて山田より店舗のデザインを依頼されたのですが、実は店舗の設計はもともと専門ではなかったので、一度お断りしていたのです。ですが、そのときに山田からされた話はいまでも覚えています。
「自分はちゃんと会ってどんな人かを見て仕事をするのを大切にしていること。そして菊池さんが手掛けたデザインには人柄が出ていて、専門がどうということではなく、人として信頼できるからお願いしたいと思った」、と本当に嬉しくなってしまうような話をされました。これまで仕事ではどれだけ技術があるかとか、費用はいくらに収めて欲しいとかの話になることが多かったのですが、デザインではなく僕自身を見て仕事を依頼されるのが初めてでした。そんな山田の誠実さと人柄に惹かれて、こんな誠実な人は助けないといけないなという気持ちになり笑、エビジムの仕事を受けました。
また、そんな山田が選んだトレーナーたちも本当に素敵な子たちばかりで、多くは新卒のころから関わっているのですが、それぞれがこんなパーソナルトレーナーになりたいという目標を抱いていて、そのために日々ひたむきに努力しています。うまくいかないことにぶつかって落ち込んだりもしながらも、お客様のために頑張っている姿を見ていると本当に応援したいなと感じます。
そんな素敵なメンバーたちがお客様のことを考えて作り上げているエビジムだから、たくさんの方に指示してもらえているのかなと思います。自分もデザインでエビジムの魅力をもっていろんな方に届けられるようにおのずと力が入ってしまいます。まだまだ力が及ばないことがたくさんあるのですが、これからもエビジムってこんなに素敵なジムだということを、より多くの方に伝えていけたらと心から思っています。
―あなたにとってeviGymとは何ですか?
「”運動”を通じてすべての人を幸せにできる場所」
お店にいらっしゃるお客様、そして山田やトレーナーをはじめとした素敵なメンバーたち。”運動”を通じてすべての人たちを幸せにできる可能性がある場所じゃないかなと思います。これからもっと多くの方に運動の楽しさを拡げていきたいですし、お客様もエビジムのメンバーも幸せにできるようにデザインの面から頑張っていくつもりです。
―あなたにとって、プロフェッショナルな仕事とは何ですか?
「噛めば噛むほど味がでるように、長く愛されるものを生み出すこと。」
デザインについてですが、噛めば噛むほど味が出るように長く愛されるものを生み出すことが僕にとってのプロフェッショナルです。日々様々な製品やサービスが生み出されていますが、数年後に残っているものって本当にごくごく僅かだと思います。自分自身も好きだなと思えることはもちろん、たくさんの方に愛され続けて、それこそ自分が亡くなった後もずっと残り続けるようなものを生み出していきたいなと考えています。エビジムもそんなサービスになったら素敵ですよね。